多久聖廟

佐賀県 多久市 自然景観 歴史・文化 歴史・文化など(Gateway) H2002px W3000px

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多久聖廟
説明
中国の聖人、儒学の祖である孔子(こうし)を祀っており、宝永5(1708)年、儒学をはじめとする学問を好む多久4代領主・多久茂文(しげふみ)によって創建されました。多久聖廟は、現存する孔子廟としては日本で最も古いもののひとつです。 廟内は、麒麟(きりん)、鳳凰(ほうおう)、亀竜、草木魚などの中国風の彫刻、朱漆をほどこした壮麗なもの。また廟内には孔子像と四配の像が安置されています。孔子像は「聖龕(せいがん)」と呼ばれる八角形の厨子の中に納められています。この「聖廟・聖龕」は国指定の重要文化財です。なお、廟内の公開は春秋のお祭りである釈菜(せきさい)の時のみとなっています。 釈菜は、創建時から続く由緒あるお祭りで、古式通りの作法で行われます。雅楽が演奏されるなか、祭官に扮した市長や校長先生が孔子に供えものを捧げます。この時使用される器などは、中国の古式にのっとったものですが、竜旗とよばれるのぼりは日本では多久だけといわれています。 隣接した多久聖廟展示館では、釈菜の様子を映像にてご覧になることができます。
補足情報

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