古湯温泉

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古湯温泉
説明
佐賀市富士(ふじ)町の嘉瀬(かせ)川清流沿いにたたずむ古湯(ふるゆ)温泉は、約2100年前、まだ中国が秦(しん)と呼ばれていた時代に、始皇帝(しこうてい)の命を受け不老長寿の薬草を求めてやってきた徐福が、神のおつげによって発見したと伝えられています。その後、洪水などにより、温泉は一旦埋もれてしまいますが、寛政3(1791)年にツルが痛めた足を癒しているのを見た村人が、もしやと思い掘り起こし、再発見されたと言い伝えられています。 古湯温泉の魅力はひなびた湯治街と落ち着いた自然。湯治客だけでなく、青木繁(あおきしげる)や斎藤茂吉(さいとうもきち)など多くの芸術家を魅了してきました。特に茂吉は、大正9(1920)年、ここに3週間滞在し、38首の歌を残しています。「うつせみの病やしなふ寂しさは川上川のみなもとどころ」の歌碑を旅館「鶴霊泉」の裏庭に見ることができます。少しぬめりのあるお湯は無色、無臭、無味で、温度は34.5〜43.6度。泉質はアルカリ性単純温泉で、特に関節痛に効く湯として人気です。 同じく佐賀市富士町にある熊の川温泉は、古湯温泉からやや下流の嘉瀬川沿いにある小さな温泉郷。温泉の起源は、弘仁12(821)年、僧空海が全国行脚の途中、水浴びする水鳥の姿から発見したと伝えられています。 泉質は炭酸ナトリウム、マグネシウム、エマナチオンなどの単純弱放射能泉。特にラドンの含有量は九州でも有数です。リューマチや通風、毒消しに効果があるといわれています。飲用は糖尿病などにも効くとか。温度は24.5〜38.7度。ちょっとぬるめのお湯で何時間も入っていられそう。肌にまとわりつく感じは何ともいえず湯上がりはツルツルの肌になりそうです。
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